第二新卒、既卒は価値が高い？就職のチャンスを掴むコツとは

第二新卒、既卒とはどういう立場を指すのか

 

第二新卒、既卒を求める求人は増加傾向にある

就職活動をする際に基本的に未経験であることは不利だと考えられがちです。しかし未経験者であったとしても第二新卒、既卒の場合は未経験が強みとなる場合があるのです。何故なら第二新卒、既卒の場合、未経験であることが価値だからです。これは企業の求人ニーズについて考えれば分かることですが企業が人材を募集する場合、二つの種類があります。それは以下の通りです。

• 即戦力となる人材

企業は入社1日目から何かしらの結果を残すような人材を求める場合があります。そのような場合は未経験者が採用されることはないですよね。つまり第二新卒、既卒の場合は即戦力を求める企業に就職することは難しいといえるでしょう。

• 育てやすい人材

企業が即戦力ではなく、新卒を求める最大の理由は育てやすさです。大学を卒業してすぐの状態はまだ社会をリアルに見る前なので、良い意味で色んなことを知り過ぎていないのです。その為新卒は企業にとって忠誠心がある従業員として育てやすい、というメリットがあるのです。

基本的に第二新卒者や既卒の場合、この育てやすい人材を求めている企業にエントリーすれば就職できる可能性が高くなるといえるでしょう。そして急速にIoTや新しい分野の仕事が増えている昨今では、この第二新卒や既卒者を求める正社員の求人は増加傾向にあります。

第二新卒、既卒は学校を卒業してから3年以内の人材

そんな求人ニーズの高まりがある第二新卒者、既卒者ですがそもそもどういう人材が第二新卒、既卒者に当てはまるのでしょうか。それは学校を卒業してから3年以内の人材です。一度就職していても学校卒業から3年以内であれば基本的には第二新卒、既卒と定義されます。

第二新卒、既卒者が就職のチャンスを掴むコツとは

営業職は若い方が採用される可能性が高くなる

第二新卒や既卒の場合、前述したように「育てやすい人材」を求める企業のニーズに合うという強みがあります。では育てやすい人材が求められやすい職種にはどのようなものがあるのでしょうか。それは営業職です。営業職は専門的なスキルは不要ですが、素直さや従順さなどが求められます。

その為、実は経験豊富な熟練で中年の営業マンよりも就職できる可能性は高い傾向があるのです。特に際立ったビジネススキルが無かったとしてもコミュニケーションに自信がある場合、営業職はエントリーを検討すべき職種の一つだといえるでしょう。

未経験で事務職に挑戦する際は若さが武器となる

就職のチャンスを掴むコツは、自分が求められる環境を見極めることです。第二新卒、未経験のうちはその状態が価値となる環境を見極めたらいいのです。そしてキャリアを積んで、スペシャリストとなれば今度はスペシャリストを求めている企業を探せばいいのです。就職活動を成功させるには、このように自分が求められる環境を見極めることが欠かせません。

先ほど営業の求人で第二新卒者が求められている場合が多いと紹介しましがが、もう一つ第二新卒者が価値を生みやすい求人があります。それは事務職です。一般事務は特殊なビジネススキルよりも、会社内の華として若さが求められやすい傾向があります。その為未経験で自信が無かったとしても、事務職に挑戦してみたい場合は積極的にエントリーを検討しましょう。

「未経験」を「柔軟性」と表現して自己PRしよう

営業や事務職は比較的第二新卒が求められやすいと分かったとしても、面接や書類選考には不安が残りますよね。では第二新卒の就職活動ではどのようなことを意識すべきなのでしょうか。それは「未経験」をポジティブに表現することです。未経験を「柔軟性」や「新しいことに挑戦する意欲」と言い換えながら面接に挑みましょう。このようなちょっとした工夫を取り入れることで正社員として就職できる可能性を高められるのです。