MENU

CLOSE

第二新卒でも遅くない?今どきの就職事情と企業の本音

有能な人材の確保が難しい時代に

779129f735ba867ef8d126a9c4345f66_s

大学の就職活動の解禁が後ろ倒しされるなど、就職環境は大きく変化しています。就職活動が後ろ倒しされた背景には、就活自体が忙しくて勉強どころではない学生も多く、社会的な批判が高まったことが挙げられます。特に専門性が高い分野では学んだことが職務に大きな影響を与えることも多く、高い能力の人材を確保することが困難になっているのです。

しかし、就活時期が短くなったことから企業の人材獲得の競争が激しくなっており、ミスマッチが生まれる原因にもなっています。また、学生からすれば初めての就職活動であることが基本になるため、どうしても条件で選ぶ傾向が高まり大手企業などに希望が偏りがちです。

その結果中小企業や技術力がありながら知名度が低い企業はさらに人材確保が難しくなると言う悪循環に陥りがちなのです。能力があってもモチベーションが続くとは限らないこともポイントで、大企業に就職しながら転職を目指す新社会人も珍しくなく、人材は流動化しやすくなっています。

だからこそ、第二新卒枠を設ける企業は増えており、新卒で確保できなかった人材を補おうとするケースや、欠員を補充しようとするケースが多いのです。第二新卒向けの転職市場も活発化しており、キャリアが短くても転職エージェントサービスや企業の直接募集を利用して正社員を目指す人も珍しくなくなっています。

既卒で就職歴がないよりも正社員経験があった方が優遇されることも多く、就職試験を潜り抜けとして評価される場合もあるのです。無理に就職浪人をするよりも積極的に実務経験を積んだ方が良いケースもあるため、自分の適性を見極めるためにまず社会に出てみる方法もあるのです。

第二新卒でプラスになりやすいキャリアの積み方は

1636c0ee9dbaa546648b723358b16bc9_s

第二新卒と中途採用では求められるスキルや経験が異なるため、キャリアパスを考えて就職することは非常に重要になってきます。もちろん、若い内であればキャリアチェンジも比較的簡単にできるため、一度仕事についても適性が無いと判断したなら別方向に進んでみるのも方法です。

方向性の転換がしやすいのも若さの特権と言えます。第二新卒で活動する上でプラスになりやすいのは事務系の経験です。事務職は就職倍率が高いのが一般的なため、それだけ競争に強い人材ということになります。また、事務職は電話受付やアポの取り方など、基本的なビジネスマナーを覚える上でプラスになります。

書類の作成スキルなどが身につくことも多いため応用範囲が広いのです。事務職でも管理職候補の募集がかかっていることもあるため、出世や年収増を目指すのも方法です。また、既卒向けの事務職求人は、数年間の実務経験を求められることが多くなります。途中から事務に転向するのが難しいのです。

営業は逆にキャリアにとってマイナスになってしまう事があります。これは営業に求められるのはコミュニケーション能力であり、営業に適性が無い場合はコミュニケーション能力や自己管理能力などに問題があると考えられてしまいがちだからです。営業職は給与の高さを求めて就職し、挫折する人も多い世界です。

企業によって営業のスタイルは異なるものの、転職に生かしづらい点は理解する必要があります。同じく飲食関係の調理師なども応用範囲が狭いため、明確な目標がない限り視野から除外するのも方法です。若いうちは資格や実務経験で給与が上がりやすい仕事を目指した方がキャリアへの応用が利きやすいのです。

ただし、営業や調理師補助等の仕事は経験を不問とする場合も多いため、早めに正社員になりたいなら発想を切り替えてチャレンジする方法もあります。転職を繰り返さないと自分の適性がわからないこともあるため、自分なりの仕事観を育てると言うのも大切なのです。

このコラムが気に入ったら
ぜひ「いいね!」をお願いします♪

みんなに役立つ情報をお届けします。

こちらのコラムも人気です!

キーワードでコラムを検索!

いま人気のキーワード一覧