未経験者既卒でも就職できる?未経験者でも就職できる仕事4選
未経験者既卒の場合は若さを武器にしよう
未経験者既卒や第二新卒だと、経験を武器に就職することは難しいかもしれません。しかし未経験者既卒でも「若さ」が武器になることを忘れてはいけません。例えばどれだけ業務スキルが高くても、35歳以下しか中途採用をしない、と決めている会社は少なくありません。求人票にそういった情報が表記されることはほとんどありませんが、それでも最終的な採用の合否において年齢を判断基準としている会社は少なくないのです。
これは採用する側の気持ちになれば分かることですが、40代を越えると、男性女性問わず更年期障害などの疾病リスクが高まります。せっかく正社員として雇用した従業員がいきなり入社後に病気になったら、今後の人事計画も狂いかねないですよね。
その為、どれだけ年齢は関係ないと謳っている会社であったとしても、年齢が全く関係ないということはないのです。その為、第二新卒者や、未経験既卒であったとしても自信を無くす必要はありません。「若さ」がある時点で就職活動では強みとなっているのです。
正社員という雇用形態にこだわり過ぎてはいけない
第二新卒や未経験既卒で就職活動をする際は、雇用形態はできるだけ柔軟に考えておきましょう。正社員だけにこだわる必要はないのです。何故なら企業によって中途採用は契約社員雇用からスタートする、と決まっている場合があります。契約社員入社であれば、正社員よりも賞与や福利厚生が劣るかもしれません。
しかしある程度の勤続年数を経ていけば正社員になれる可能性があります。時間はかかるかもしれませんが、契約社員入社でスタートしてもキャリアアップができないわけではないのです。それに正社員だけに限定せず、雇用形態を柔軟にすることで就職できる企業の幅は拡がります。就職活動で行き詰まりがちな場合は、正社員以外の雇用形態についても検討していきましょう。
職業訓練でスキルを身につけるのも手段の一つ
未経験者既卒になると、基礎的なビジネススキルが就職のネックとなる場合があります。例えば基礎的なOAスキルは営業職でも事務職でも求められるビジネススキルの一つです。しかし基礎的なものでありながら、中途採用をしている会社のほとんどはそのスキルに関する研修は実施していません。
その為、仮に未経験者既卒や第二新卒で就職できたとしても、基礎的なビジネススキルがなければ苦労を強いられる可能性があるのです。そういった事態を避ける為には、職業訓練が役立ちます。職業訓練であれば短い期間で基礎的なビジネススキルを身につけられるからです。特に未経験から事務職や営業職を目指す場合は、職業訓練に通うことを検討しましょう。そこで身につけたスキルは就職活動にも役立ちます。
未経験者既卒でも就職できる仕事4選!
第二新卒や未経験既卒から正社員を目指す場合は、新卒と同じ就職活動をしてはいけません。短い経験であったとしても、職務経歴があればその経験をしっかりPRすることが欠かかせません。また新卒の就活では数十社に履歴書を送りエントリーしたかもしれませんが、中途採用の場合は、エントリーする会社を厳選して、慎重にエントリーすることも大切です。
このように新卒と既卒では全く状況が異なるわけですが、未経験者既卒でも就職は可能です。そこで次に、未経験者既卒でも就職できる仕事を厳選して紹介します。
- 高齢者福祉に貢献できる!「介護職」
高齢化社会を迎えている昨今では、介護職は常に人手が不足している状態です。その為、未経験者既卒でも、第二新卒であったとしても比較的就職しやすい業種といえるでしょう。但し正社員としての就職となると、どうしても経験者や資格保持者が優遇されるので、介護職としてのキャリアをスタートさせるなら、アルバイトから始めることも手段の一つです。
しかし介護職といえば、あまり給与が高くないだけではなく、激務という印象がある人も多いのではないでしょうか。そこで大切になってくるのが、職場選びです。介護の業界も一般企業と同じで、ブラックな会社とホワイトな会社が存在します。
ブラックな会社、施設に就職してしまうと、安い給与で酷使されるだけでなく、体調や精神に不調をきたす可能性があるのです。未経験で採用してもらえるとしても、、ブラック企業だけは避けたいですよね。その為、介護職員として就職する場合は、エントリーする施設はしっかりリサーチしてから判断しましょう。
介護業界はホワイトな法人に入社できれば、しっかりとキャリアパスが考えられ、資格取得の支援制度が整っているところもあるのです。
- 実力次第で高収入が目指せる!「営業職」
営業職は、第二新卒や既卒未経験でも窓口が開かれている場合が多い職種の一つです。営業職は「タイヘン」というイメージがあるかもしれませんが、ホワイトな会社に入社できれば、直行直帰が取り入れられて、極力残業が発生しないように工夫されている会社もあります。
そして1週間の行動計画も全て自分で決めて良い、という場合が多いので営業職は実は自由な仕事でもあるのです。そしてさらに営業成績によるインセンティブも発生するので、ホワイトな会社に入社できれば、営業職は事務職よりも自由度が高いといえるでしょう。
人と会話することが好きな場合や、戦略的に人間関係を構築することに楽しさを見いだせるなら、やりがいも実感できる可能性が高くなります。営業職は、特別な技術はないけれど、コミュニケーションスキルを活かしたい場合、向いている仕事です。
- 将来は独立できる可能性がある!「飲食店」
既卒未経験で、飲食店でアルバイトをするとなるとどうしてもフリーターイメージがあるかもしれませんが、飲食店の中にも優良企業は存在します。例えば「のれんわけ制度」を取り入れている会社に正社員として就職したとしましょう。その場合まずは、ホールとキッチン業務を覚えることから始まります。その後順当にいけば、副店長、店長へと昇格していきます。
そして最終的には自分が経営者となり、店舗を構えることができる可能性があるのです。ただし、飲食店で働くことを目指して就職活動する場合、注意しなければならないことがあります。それはブラック企業の問題です。飲食業界も、介護業界と同様にブラックな会社が多い傾向があります。
その為エントリーする前にしっかりとホワイトな会社かどうかを見極めることが欠かせません。飲食店でもホワイトな会社であればしっかりとした福利厚生が用意されている可能性が高くなります。将来的に自分のお店を持ちたいなど夢がある場合は、飲食業界で働くことを検討してみてはいかがでしょうか。
- 未経験でも需要がある!「ITエンジニア」
意外だと感じるかもしれませんが、実は第二新卒者や未経験既卒者が、ITエンジニアとして求められている傾向があります。もちろん適正があるので、「PCが嫌い」もしくは「椅子にじっと座っていられない」等であれば、向いていないかもしれませんが、ITエンジニアの採用は未経験者でも積極的に行われています。
それは急速にIOTが進んでいる背景もありますが、エンジニアの需要と供給バランスは、2016年現在、供給が足りていないのです。ITエンジニアとして就職すると、未経験者でも研修で覚えなければならないことが非常に多くなります。その為記憶力が低下してくる中年以降はどうしても採用されにくいのです。そこで比較的新しいことを柔軟に吸収できる世代である、第二新卒者に注目が集まってきているのです。
このように未経験者既卒、第二新卒でも、就職しやすい職種が存在します。これから就職活動をはじめる場合は、これらの職種を参考に検討してみてはいかがでしょうか。
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