新卒とは違う?第二新卒の自己PRのポイント
第二新卒の自己PRのポイントは社会人基礎力
新卒で就職しなかった若者が職に就く場合には既卒という扱いになります。この既卒とは違い、新卒で就職したものの入社3年以内に転職するケースを第二新卒と呼んでいます。
第二新卒として転職する場合、転職時にアピールするべきポイントは新卒の就職活動とは少し変わってきます。第二新卒の場合であれば、転職時の自己PRで伝えたいポイントは、正社員として働くための社会人基礎力があることです。新卒として就職してから、数年の正社員としての経験を経て、社会人としての基礎力は身についていることをアピールする必要があります。
社会人基礎力というと3つのポイントが身についているかどうかということが大切になってきます。
まず、社会人のマナーになります。社会人としてのマナーとしてはしっかりと敬語が使える、電話応対などが問題無くこなせるといった部分になります。このようなポイントについては前の職場での接客体験やマナー研修を受けた経験などをアピールするのも良いでしょう。また、基本的には面接における態度でもこのような社会人としてのマナーは伝わるものになります。
次に、基本的な事務処理能力になります。事務・営業といった職業の違いはあっても、現在の事務作業にはOffice系ソフトを使うスキルは必須になっています。Excelの関数を使いこなせる、PowerPointでの資料作成はお手の物といった形のスキルがあれば、こちらも積極的にアピールしていくのが良いでしょう。
最後は社会人としての考え方の基本です。この考え方というのは事務・営業といったような職種を超えて大切になる社会で働くうえのベースになります。その点からいって、第二新卒の転職において最もチェックされている部分であるともいえます。社会人としての考え方の基本としては物事を素直に受け入れる力があるか、何か問題があった時に人のせいにすることはないか、ストレス耐性はあるかといった部分になります。
特に人から言われたことを素直に取り入れる、何かトラブルがあった時に自分自身で解決を試みるといった姿勢は非常に重視されることになります。このような社会人としての考え方を持っているかどうかによって、その後の転職先での伸び方も変わってきます。したがって、このような考え方を持って前職でしっかりと行動していたということは自己PRの中に盛り込んでいくようにしましょう。
第二新卒の自己PRでは前職での成果も具体的に表現
第二新卒の場合、最も重視されるのが社会人としての基礎力になります。ただ、前職と同じような業界に転職する場合、前職でどのような経験があるのかということは転職先の人事担当者が知りたがることになります。通常の中途退職者とは違って、第二新卒の場合は新卒と同様にポテンシャルを見られている部分が大きくなります。
そのため、そこまで前職での実績を求められることはありません。ただ、転職先で今後担当することになる仕事のイメージを把握できているかどうかということを伝える点から考えても、その業界のことを分かっていることを伝えておく必要があります。
前職での成果を表現する場合、より具体的に表現することを心がけましょう。例えば、事務の仕事をしていた場合、営業・販売・フロント業務などとの関係から、事務職としてどのように貢献できていたかを表現できると良いでしょう。
また、Excelのマクロを作って業務を効率化した、部内で作るプレゼンテーションの資料をPowerPointで作っていたなど、具体的にどのように自分自身の業務を改善するように心がけたかについてアピールするのも良いでしょう。
また、営業の場合であれば、どのような規模・業種の企業に営業をしていたのかということを具体的に表現しましょう。また、営業に当たってはどのようなことに心がけて顧客と折衝していたのかということも伝えるようにしましょう。
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