どんな職場?転職先として考える有料老人ホームの魅力
転職先として人気が高まる有料老人ホーム
介護職で人気の就職先といえば特別養護老人ホーム(特養)が長く一番人気でした。しかし、最近は有料老人ホームへ転職を希望する介護職が特養を上回る勢いで急増しており、人気に大きな変化が見られます。介護職の転職先として考えたときに有料老人ホームにはどのような魅力があるのでしょうか。
有料老人ホームとは
有料老人ホームとは、入居者が費用を支払ってサービスを受ける老人ホームです。特養が自治体の運営であるのに対し有料老人ホームは企業が運営しているという違いがあり、学校でたとえるなら公立校と私立校のような違いです。有料老人ホームの中でも特定施設指定を受けている介護付きホームであれば施設内で受ける介護サービスには介護保険を利用できるので、全額自己負担にはなりません。
有料老人ホームにかかる費用
有料老人ホームというと高い入居一時金を支払わなければ入居できないというイメージがありますが、最近は低額でも入居できる有料老人ホームが増えています。一昔前までは豪華ホテルのような上質なサービスを売りにしているホームが目立ちましたが、最近は必要なサービスを必要なだけ受けられる安価なホームが人気を集めています。介護付き有料老人ホームは介護が必要な高齢者のサポートを重視している施設が多く、必要最低限のサービスのみに絞ることで費用負担を抑えています。
転職先として考える有料老人ホームの魅力
介護業界は人手不足が深刻化しているため、就職先に困ることはありません。にも関わらず有料老人ホームへの転職希望社が増えているのは職場として魅力があることが大きな理由です。年収や待遇、労働時間など条件はいろいろありますが、いったいどのような点に魅力を感じて転職を考えるのでしょうか。
有料老人ホームは給料が高い
有料老人ホームは介護職としては給料が高い、というのが転職希望者が集まる理由です。有料老人ホームで働く介護職の平均年収は約370万円で、ホームヘルパーの平均年収を3割程度上回っています。有料老人ホームでは派遣で働く介護職も多く見られますが派遣の給料も高水準です。
派遣の職場では有料老人ホームが最も時給が高く平均で1400円前後、高いところだと時給1800円という求人も見られます。求人選びの基本は給料です。労働に見合うだけの十分な報酬が得られるというのは転職を決断させるのに十分な理由といえるでしょう。資格所有者には資格手当が出る場合もあり、スキルを活かしてしっかり稼げます。
バックアップ体制が整っている
有料老人ホームは運営基板がしっかりしており、働くスタッフのバックアップ体制も整っています。資格取得希望者に対する取得支援や産休・育休制度の整備、急な欠勤でも対応できる人員体制など中小の事業所ではなかなか期待できないバックアップ体制が充実しているので安心して働くことができます。子育て中の女性でも安心して働ける施設が多く、一度現場から離れた介護職の復帰先としても人気です。
勤務時間がはっきりしている
有料老人ホームではシフトを組んで仕事をしているので勤務時間がはっきりしています。サービス残業や休日出勤を強いられることもなく、年間休日もしっかり確保されています。過酷な労働時間で心身を壊す心配もなく、毎日健康的に働けます。
丁寧なサービスを提供できる
有料老人ホームでは介護の質も重要なので、職員にも丁寧なサービスが求められます。利用者一人一人と向き合って丁寧なサービスを提供できるというのは働く人間にとっても大きな喜びです。介護職の中には効率を重視するあまり利用者を粗雑に扱う事例が少なくありませんが、有料老人ホームなら丁寧なサービスを提供することでししごとにやりがいを感じられるでしょう。
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