人材不足の介護職。資格がなくても就職できる？

仕事がたくさん！介護職は資格がなくても就職できる！

介護職に興味があるけど介護関連の資格を持ち合わせない人にとっては、介護という仕事に資格が必要なのか気になるところです。慢性的な人手不足にさらされている介護職では未経験・無資格の人でも幅広く人材を求めていることがほとんどです。つまり、介護職という仕事は未経験・無資格であっても容易に仕事に従事しやすい職種であるといえます。

インターネットの求人サイトをのぞいてみるだけでも、資格経験不問で求人募集してい介護職が数多くあり、他業種からの転職を歓迎している法人も多いです。また、介護職に特化した人材派遣会社もあり、人材登録しておくだけで未経験・無資格の介護職を紹介してくれたります。しかし、無資格で介護職につけば業務に制限が発生するということを覚えておかなければなりません。

例えば介護の種類には大きく分けて訪問介護と施設介護の2種類あります。有資格者であれば、どちらの仕事も就けることになりますが、無資格者であれば施設介護の仕事のみに限られてしまいます。この施設介護には、有料老人ホーム、特別養護老人ホーム、リハビリ病棟など様々な種類があり、一般的に資格を保有している介護職員の補助的役割を担うことが多いです。

補助的役割とは、施設利用者の着替え補助や清掃補助、歩行の練習などのお手伝いをすることで、介護業務の中では基礎の部分にあたります。この他、必要不可欠な介護で排泄補助や食事補助、入浴補助などは有資格者が対応していくことになります。このように、未経験・無資格者でも介護職に就職することは可能ですが、業務の制限がある分、有資格者と比べて年収や待遇面で損をすることになります。

介護資格なしで介護業界で働くことのメリット

介護関連の仕事は資格を持つことでキャリアアップできる職種といっても過言ではありません。事実、有資格者と無資格者、保有資格の種類によって給料や待遇に大きな差が広がっています。将来的に介護職として勤め上げるという意気込みがあるのなら、自分の為にも資格取得が必須となります。一方で、無資格で介護職に就くメリットが少なからずあります。

無資格で介護の世界に飛び込むことで、仕事内容、人間関係、介護業界の内情などの知見を増やし、自分が向いているか向いていないを判断できるようになります。先に資格取得という投資をしてしまうと、無理してでも働こうという意志が働いて介護職を辞めたくても辞められないことが多いですが、資格保有していない状態なら意外と未練なく退職することができ、介護業界に縛られにくいというメリットがあります。

さらに、介護の仕事が自分に向いていて資格を取得しようと思った時には、働いている時の経験や知識が役に立ち、勉強がはかどりやすく試験に合格しやすいといえます。また、介護関連の受験資格は実務経験が数年必要になることがありますが、無資格で働いていた時間も当然カウントすることが出来るので後々資格取得したいとなった時に無資格で働いていた期間が役に立ってくれる可能性があります。

無資格でも転職しやすいのが介護職の良いところなので、少しでも介護の仕事に興味を持ったら悩むより行動したほうが時間の無駄になりません。厳しいと言われる介護業界で継続して働けるか不安に思う人は、雇用期間が定められている介護に特化した派遣を利用してみましょう。介護資格なしで働くことのメリットまとめ

• 資格なしでも正社員として働くことができる
• 資格保有者よりも介護業界にしばられない
• 介護が自分に向いているか向いていないかを発見できる
• 無資格で働いていた時も実務経験として認められる
• 経験がある分、資格の勉強をする時に頭に入りやすい