介護施設を辞めたい理由ベスト5と転職で失敗をしない方法
介護施設を辞めたい理由ベスト5
介護の仕事は高齢者のお世話をする、社会における大事な役割を担っており、これから介護の仕事に就きたい!と思っている若い人も沢山います。介護の仕事はやりがいのある素晴らしい仕事ですが、一方で離職者が多い職場であるという現実もあります。実際に、介護の現場で仕事を辞めたい…と感じている人は全体の半数以上もいるというデータもあります。
また離職率も高く、全産業の離職率は平均14%台であるのに対して、介護では17%台となっています。そこで、ここでは介護の現場に携わる人たちが、どんな理由で辞めていったのか、その理由のベスト5をみてゆきます。今自分が介護業界にいてまさに同じ悩みを持っている人にとっては、あるある、と思い当たる節もあるかもしれません。
- 年収が低い
介護施設を辞めたい理由のその1は、年収が低いことがあります。介護の仕事は資格を必要とする仕事であるにも関わらず、平均月給は22万円弱であり、全産業の平均と比べても大きく下回っています。これは平均値の数字であるため、新卒の若い人はさらに安い給料で働いていることになります。資格があってもこの収入であることを考えると、転職をしたくなるのも無理はありません。
- 命を預かる責任の重さ
介護施設を辞めたい理由のその2は、命を預かる責任の重さです。高齢者施設ではケアの一つ一つの失敗が利用者さんの命にかかわることがあります。現に多くの施設職員が作業中にひやっとした経験があり、気の抜けない状態の中で勤務をしています。賃金の低さに比べて責任の重さがアンバランスであり、離職したくなる要因となっています。
- 体力が続かない
介護施設を辞めたい理由のその3は、体力が続かないことです。介護施設では夜勤を伴う交代シフトで働くことが多く、若いうちはなんとかなっても、年齢を重ねると厳しさを痛感するようです。また利用者さんを持ち上げることで腰に負担がかかり、腰痛で退職をする人も少なくありません。
- 職場の人間関係
介護施設を辞めたい理由のその4は、職場の人間関係です。介護職は女性が多い職場ですので、女性同士の人間関係の難しさに頭を悩ますことも多く、長年いる人との関係が上手くゆかずに職場を去る人もいます。また利用者さんからの暴言に参ってしまうこともあるようです。
- 仕事が忙しすぎるから
介護施設を辞めたい理由のその5は、仕事が忙しすぎるということです。多くの施設で慢性的な人手不足の状態となっており、人相手の仕事であるため突発的な出来事も発生します。その都度対応に追われることになり、時間通りに帰れないこともしばしばあり、業務に追われる中で退職を決意する人も多いのが現状です。
介護転職で失敗をしない方法
介護職に携わっている人で、今の施設で上記のような行き詰まりを感じている人がいれば、転職を視野に入れ始めるタイミングかもしれません。同じ業界で転職をするのであれば、幸いにも介護施設の求人は沢山ありますので、今度はストレスなく働ける職場に出会いたいところです。
そのためにおすすめなのは紹介予定派遣で働いてみるという方法です。正社員となるのは安定的ですが、施設に入ってみるまでその実態が分からないのが難点です。その点派遣であれば実際に働いて施設の現実を見ることができます。紹介予定派遣の場合は、もしお互いに気に入れば、派遣後の最長半年間以内に正社員として雇い入れるという制度で、正社員となることを前提として派遣をされることになります。
もし自分に合わなければそこで断れば良いだけですので、派遣スタッフの方に特段のデメリットがないのが良い点です。介護施設は働いてみるまで、中の様子がわかりませんので、介護の転職を考えている人には特におすすめです。
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