しっかり稼ぎたい!介護職で給料が高い職場は?

介護職は職場によって給料が大きく違う

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介護職というと給料が安いというイメージを持たれがちですが、実際には高い収入を得ている介護士も多く見られます。介護職の平均給与が低いのは事実ですが介護業界は働き方や職場にによって給料の差が大きく、どの職場で働くんかによって収入には大きな違いが生じます。やりがいも大切だけどお金もしっかり稼ぎたいという場合、どのような職場で働くのがよいのでしょうか。

平均年収が高い職場は特別養護老人ホーム

介護職の平均年収が最も高いのは特別養護老人ホーム(特養)の常勤職員です。月給に換算すると約30万円程度の給料が支払われており、ボーナスを含めた年収換算では日本人の平均年収414万円を超える金額となっています。特別養護老人ホームは仕事内容もハードで勤務時間も長いため肉体的にも精神的にも負担の大きい職場ですが、給料は高く介護職の間では人気の職場となっています。

ただし、特別養護老人ホームも近年はコストカットによる合理化が進められており常勤職員の採用を見合わせ非常勤で人員を賄う施設が増えてきています。非常勤の場合は労働時間は常勤職員の3分の2程度ですが、年収はやくはんぶんにまで下がってしまいます。しっかり稼ぎたいのなら常勤職員狙いで転職活動してください。

職種別ではケアマネージャーの給料が高い

介護職と一口に言っても職種は様々です。職種によっても当然給料は異なりますが、介護職の中ではケアマネージャーの給料が高めです。ケアマネージャーの平均年収は約340万円で、ホームヘルパーの平均年収を2〜3割程度上回っています。ケアマネージャーの資格を取得するには5年以上900日の実務経験が求められますが、逆に言うと現場経験の長い介護職なら比較的資格が取得しやすく、ステップアップを目指す介護職にとってはケアマネージャーへの転身が標準的なキャリアプランとなっています。

ただし、ケアマネージャーも正規雇用と非正規雇用の待遇差が大きく、非正規だとケアマネージャーとして正規雇用と同じ仕事内容、同じ労働時間で働いても給料は3分の2程度に下がってしまいます。正規雇用で働いているケアマネージャーも人件費を削減するために非正規に契約変更するよう迫られるケースも多く、介護職の中では比較的給料が高いものの雇用が不安定であることには変わりありません。

派遣で働くなら有料老人ホームがオススメ

派遣で働くなら有料老人ホームがオススメです。正社員では徳用の給料が高いのですが、派遣の給料は有料老人ホーム最も水準が高くしっかり稼ぎたいなら一番魅力的な職場です。特養はライバルも多く求人自体も少ないため仕事を見つけにくいのですが、有料老人ホームは慢性的な介護職不足のため求人が豊富で転職しやすいのも大きなメリットです。

派遣は時給制がほとんどですが資格手当を含めると時給1500円を超える求人は珍しくありません。より高い給料を求めて有料老人ホームを渡り歩く人も多く、派遣で働くナタ最も魅力的な職場となっています。

給料が高い理由をチェック

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給料が高い職場にはそれだけの人件費を払う何らかの理由があるはずです。特に理由もないのに相場より大幅に高い給料を提示する求人は見せかけだけの高級を提示している疑いがあります。給料は高いのに業務内容や労働条件が曖昧な求人には注意しましょう。

手当てや負担によって収入は変わる

給料の額面だけが高くても手当が少なかったり過大な自己負担を求められるようだと、実際に受け取れる金額は少なくなってしまいます。特に車通勤時のガソリン代の自己負担を求める職場には注意しましょう。

ガソリン代を払ってくれない職場は業務用の移動者を用意せず私物の車をつかって移動するよう求めてくるケースが多く、仕事の移動にかかったガソリン代まで自腹で払わせる会社も少なからず存在します。ガソリン代の負担も馬鹿になりません。支払われてしかるべき手当てや交通費を支払わない会社はたとえ給料が高くても鵜呑みにしてはいけません。

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