うちの会社もひょっとして?ブラック介護施設の見極め方法
仕事が辛い!ブラック介護施設の見極め方法
長引く不景気の中にあっても、高齢化社会到来に伴い介護業界は成長を続けており、資格を持っていれば就職先に事欠くことはありません。しかし介護業界の現実は、離職までの期間が平均して5年程度と短い傾向にあります。離職については、資格を持っていることで別の施設に移動をしやすいという面もありますが、介護から別の業界に転職してしまう人も少なくありません。
というのも、多くの施設で職員の人手が足りていないという状況があり、一人当たりの業務量が二倍も三倍もになることも珍しくないからです。そのような余裕のない状態が続くと、いつしか施設はブラック企業状態に陥ります。今介護業界で働いている人で仕事が辛い!と感じているのであれば、ひょっとしたら施設がブラック化している可能性があります。そこで、ここでは施設がブラックかどうか見極める5つのポイントをご紹介します。
- 人の入れ替わりが激しい
介護施設のブラック見極め方法その1は、人の入れ替わりのチェックです。自分が施設に入職してからどれだけの人が辞めてゆきましたか?あまりにも頻繁に人が辞め、求人がいつもでている施設であればブラックの可能性は高いと言えます。人が定着しない施設は良い環境とは言えません。
- 仕事を始めてから精神的に落ち着かない
介護施設のブラック見極め方法その2は、自らの精神状態のチェックです。仕事を始めてから精神的に落ち着かない、といったことがあればそれは施設の環境の影響を受けている何よりの証拠です。いつも心がざわざわしている、仕事で嫌なことが多すぎる、そういったことがあれば長く働く環境にはなりえません。
- 上司の感情的な言動が目立つ
介護施設のブラック見極め方法その3は、上司の感情的な言動が目立つことです。自分に落ち度があることで叱責されるのは仕方のないことですが、とるに足らないことでも感情的になって怒られることがあれば、それはストレスが多い仕事環境となります。上司がいつどんな理由で怒り出すか分からない、というのは心理的な負担が大きいため、それだけでもブラック状態といえます。
- 仕事量に比べて給料が安い
介護施設のブラック見極め方法その4は、仕事量に比べて給料が安いことです。年収が相場と比べて低くなくても、業務量が通常の何倍もあり、サービス残業を含む長時間労働が常態化していればそれはブラックです。
- 理念が宗教がかっている&精神論をふりかざす
介護施設のブラック見極め方法その5は、理念が妙に宗教がかっていたり、精神論をふりかざしているケースです。例えば「感謝の気持ちを忘れずに」というスローガンがあったとして、これは一見素晴らしいのですが、従業員に文句を言わせないための殺し文句となっている場合もあります。問題は理念で洗脳してどこまでも働かせるというやり方で、それがブラックそのものといえます。
転職で失敗をしないために
今の仕事が辛いと感じ、自分のいる施設がブラックの特徴にあてはまったら、転職を思い立っても良いかもしれません。他業界に行く場合は別ですが、せっかく資格をもっているのであれば介護業界で自分にあった施設に転職できればそれに越したことはありません。
転職活動の際には、転職先の施設の情報をよく集めてから応募しましょう。ネットでの口コミ、利用者さんの感想、近隣住民の評判など、その施設に関する意見を総合すると事業所の実態がみえてきます。その他におすすめなのは、紹介予定派遣を利用することです。
これは派遣会社に登録して、派遣されてから最長で半年以内に、お互いの合意があれば正社員として働くことができるという制度です。派遣としてお試しで働いて、自分に合えば正社員にもなるチャンスがあるので、介護の転職現場では人気を集めています。
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