どっちがいい?介護士が訪問介護士を選ぶメリットとデメリット

訪問介護士を選ぶメリットとは

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介護士は、施設で働く介護士になることもできますし、訪問介護士として働くこともできます。どちらを選ぶかは、やはりメリットやデメリットを元に考えていくべきです。では、訪問介護士のメリットはどこにあるでしょう。

時間的な制約が少ない

施設での介護士は、当然ながら働く時間による制約が大きいです。8時19時での勤務であれば、その間比較的に自由にできると言える時間は、ちょっとした小休憩の時間と、1時間程度のお昼休憩の時間くらいになるでしょう。ですが、訪問介護士であれば、家に訪問して介護をしている時間意外の時間は比較的に自由です。だから、その時間に何をしてもかまわないと言えます。その自由さは間違いなく訪問介護士の魅力です。

勤務時間自体も融通が利く

勤務時間自体も融通が利くところがあります。たとえば、平日の○時から○時だけという働き方もできるでしょうし、土日のみといった働き方もできます。正社員としてフルタイムでの勤務になったとしても、訪問での介護士なので基本的には日勤になるでしょう。これがもし施設での勤務であれば、そうした時間的な融通は利かないことが多いです。

そもそも夜勤と日勤があるので、あまり自分の時間を作ることもできないでしょう。そうしてうまく時間を作れないと、介護士の給料アップに不可欠な資格の勉強などもあまりできないでしょう。訪問介護士であれば、資格の勉強にもたっぷり時間をあてることができます。

一人一人との距離感が近い

施設での介護は、たくさんの人を相手にすることになります。だからその分介護士としての技術などは磨けるかもしれません。でも、代わりに一人一人との結びつきは多少なりとも弱いものとなるでしょう。しかし訪問介護士であれば、直接家に伺って、一人の人と接するのですから、その人との結びつきは必然的に強くなります。その人に直接お礼を言われたりすることもあるでしょう。訪問介護士をしている人は、それにやりがいを感じているという人がすごく多いです。

訪問介護士のデメリット

では、逆に訪問介護士のデメリットはどこにあるでしょう。

年収があまり高くないことが多い

訪問介護士の求人は、介護施設や病院での介護士の求人にくらべると、年収があまり高くないことが多いです。時間的な融通が利きやすいし、夜勤もない分それは仕方ないと言えるかもしれませんが、やはり働くにおいては年収の高さが軸になるという人もいるでしょう。だから、そういう人にはあまり向いていないと言えるでしょう。

スキルが身に着きづらい

訪問介護士というのは、一人、ないしは数人で動くものです。だから、何かちょっと間違ったケアの仕方をしていたとしても、それを指導してくれる人がいないという事になります。もちろん最初からある程度スキルを身に着けているベテランの人が転職してくるのであれば問題ありませんが、初めての介護職として派遣で訪問介護士になったというようなパターンの場合、しっかりとしたスキルを身につけられる介護施設での介護士の方が良かったという事になる可能性も高いです。

訪問介護士が初めての場合、指導してもらえないので、派遣からのステップアップの転職で役立つ介護のスキルなども十分に身に着けることができない可能性がありますから。

被介護者との人間関係が大変なことがある

介護施設であれば、被介護者との人間関係が多少上手くいかなくても、他の介護士がうまくやってくれて、特別苦労なく過ごすこともできるでしょう。でも、訪問介護の場合、たとえ被介護者と上手くいかなくても、自分でなんとかしないとならないのです。

だから、その点で悩んでしまうという人もいます。良い人間関係ばかりであれば、密なコミュニケーションのもと楽しく働くことができますが、そうでない場合がすごく大変になるのが、訪問介護士です。

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