介護職未経験でも転職できる!採用されやすい志望動機の作り方

転職活動で志望動機が大切となる理由

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介護業界に未経験から転職するのであれば、履歴書や職務経歴書はかなり重要です。何故なら、一般的に介護業界は人手不足で転職しやすいと考えられています。しかし転職しやすい職場はブラックな介護施設である可能性が高くなります。これは冷静に考えれば当然のことですが、介護業界の全ての施設がブラックなわけではありません。

ホワイトな介護施設も沢山あるわけですが、そういった施設は退職者が少ない為、求人を募集する頻度はそこまで多くありません。また求人募集があった際は倍率が高くなりやすいのです。つまりホワイトな介護施設に転職しようと思えば、他の業界の転職活動と同じように、沢山の候補者の中で選ばれる人材になる必要があるのです。

そういったホワイトな職場を目指して転職活動を始めるにあたり、最初に考えなければならないことがあります。それは履歴書、職務経歴書の作成です。書類選考が通過しなければ、選考を次のステップに進めることはできません。では履歴書の中で採用担当者が最も意識的に見るのはどの項目なのでしょうか。それが志望動機です。

職務経歴はこれまでの経歴なので、どれだけ丁寧に書いても事実が変わることはありません。資格の項目も同じですよね。実際に所持している資格についてしか書くことができません。しかし志望動機は自由に内容を書くことができます。履歴書の中の志望動機は、工夫次第でより良いものが書ける可能性がある、唯一の項目なのです。

介護業界への転職に向けた志望動機作成のポイント

前述したように、未経験から介護業界へ転職するの際は、志望動機を作り込むことが欠かせません。では志望動機を作成する際は、ではここで、介護業界への転職に向けた志望動機作成のポイントを紹介します。

  • エントリーを予定している施設のホームページを入念に確認する

志望動機はそこまで長文が欠けるわけではありません。文字数は200文字〜300文字以内が妥当な文字数です。その為何を書くのかは冷静に見極める必要があります。しかしそれはただ頭で考えて分かることではありません。エントリーを予定している介護施設があれば、まずはその施設の情報を入念に確認しましょう。

ホームページだけでも経営理念、社会福祉法人の紹介、施設概要等様々な情報を確認することができます。求人情報を細かく読み込むだけでなく、ネットで開示されている情報はできるだけ細かく確認しておきましょう。

  • これまでの業務経験「スキル」を書き出す

志望動機にはさりげなく、これまでの経験が活かせる可能性を盛り込むことが大切です。その為には、あなたにどのような業務スキルがあるのか、自分自身で客観的に把握しておくことが欠かせません。まずは箇条書きで今までの経験で身につけたスキルを書き出しましょう。この時点では何も考えずに、とにかく数を出すことが大切です。

  • 「スキル」の一覧から介護業務に合ったものをピックアップする

自分が持っている業務スキルを書き出すことができたら、次に考えることはその中で介護業務に活かせそうなものをピックアップしていきましょう。例えばかつて飲食店で働いた経験があれば、「接客経験」「コミュニケーション能力」は身につけていることになりますよね。これらのスキルは介護現場でも入居者との対応で必要とされるものです。

また事務職の経験があれば、「OAスキル」「資料作成」などが身についていますよね。介護職にとって事務処理はメイン業務ではありませんが、将来的に管理業務も対応するようになれば必ず必要になるスキルです。このように自分が持っているスキルが介護の仕事で役立つかどうかをピックアップしていきましょう。そのピックアップしたスキルを、志望動機の中に書き入れることでより印象に残りやすい志望動機となるのです。

  • なぜその介護施設でなくてはいけないのか、理由を明確にする

志望動機でもっとも重要なポイントはオリジナリティがあることです。志望動機の定型文は書籍やネットの「面接マニュアル」で誰もが閲覧できる時代です。その為、よくある志望動機として面接官に認識されてしまうと、印象に残りづらくなってしまうのです。ではどうすればオリジナリティのある志望動機にすることができるのでしょうか。

そのポイントは2つあります。1つ目は、エントリーする施設が持っているオリジナルな特徴について言及すること。そして2つ目は過去の経験を根拠として、「なぜそう考えたか」を書くことです。このルールを守ることで、オリジナルな志望動機が書けるようになります。

未経験から介護職に転職する際の志望動機の文例

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では次に、未経験から介護職に転職する際の志望動機の文例を紹介します。志望動機を作成する際に、参考としてご活用ください。「私は学生時代から、人と関わることが好きで、飲食店などでアルバイトに取り組んできました。また前職は営業職でしたが、お客様に喜んでもらうことを第一に考えて働いてきました。

今回は御施設の理念「お客様の笑顔の為に」という言葉にも大変共感を持ち、志望いたしました。介護職員初任者研修はまだ受講途中ではございますが、来月には修了する予定です。介護の仕事は未経験ですが、これまでの接客業や営業職で培った忍耐力とコミュニケーション能力を活かして、ご利用者様に役立てるよう邁進したい所存です。」

志望動機の作成手順と企業選びの際に考えるべきこと

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志望動機の作成手順

志望動機の作成手順は以下の通りです。施設参加やボランティア参加は時間も手間もかかりますが、これはほとんどの求職者がやっていない対応でもあります。その為この対応をするだけで、差別化されたしっかりとした志望動機を作成できる可能性が高くなります。

  1. 1.ネット経由、資料等で調べられる情報を徹底的にリサーチする
  2. 2.施設見学、ボランティア参加等で介護業界の知識を増やす
  3. 3.自己分析した情報を紙に書き出す
  4. 4.自分が貢献できること、やりたい仕事などを具体的に記入する

これらの志望動機は書類選考を通過させる為に必要なものですが、面接の際にも必要には口頭での説明が求められます。その為、志望動機を作り込むことは、実は同時に面接対策にもなっているのです。

エントリーする企業を失敗しない為に考えるべきこと

志望動機を作り込むのと同様に、転職活動では重要なポイントがあります。それはエントリーする施設を見極めることです。ブラックな介護施設を回避する為にも、施設選びは慎重にならなければいけません。では具体的にどのようなことを意識すればスムーズに良い職場を見つけることができるのでしょうか。未経験から介護職へ転職する場合、派遣会社へ相談すると転職活動がスムーズになる可能性があります。

何故なら派遣会社経由で派遣社員として介護施設に派遣されたら、面接が何度も実施されることはなく、一度の職場見学で結果が決まる場合がほとんどだからです。また未経験で転職活動に取り組み苦戦した場合は、資格取得の検討をおすすめします。国家資格を取得しようとすれば、それなりの時間と費用が必要となりますが、介護職員初任者研修であれば費用は数万円、期間は1ヶ月程度で取得可能です。

また職場選びで求人情報を閲覧する際は、年収以外の項目もしっかりとチェックすることが大切です。求人情報で目につくのは年収などの収入面かもしれませんが、介護の職場選びで最も確認すべきポイントは職場環境と教育体制です。年収はその次くらいに考えるべきことなのです。エントリーする介護施設を見極める際は、これらのことを意識しておきましょう。

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