ダメな職場を見抜く!転職前見学でチェックすべきポイント
介護職と転職前見学
介護職の転職では転職を希望する人が転職先の職場を見学する転職前見学という習慣があり、職場の雰囲気や仕事内容を事前に自分の目で確かめることができます。転職前見学では漫然と見学してはいけません。見学はダメな職場と良い職場を見分ける絶好のチャンスであり、ブラックな職場への転職を防ぐには見学でダメな職場を見ぬかなくてはいけません。より良い転職を実現するためにも、転職前見学でチェックすべきポイントを知っておきましょう。
利用者の明るさは職場環境のバロメーター
転職前見学で必ずチェックしておくべきポイントが利用者の表情です。利用者が明るく楽しい雰囲気でサービスを利用している施設ほど職場環境もよいものです。雰囲気の悪い職場で働く職員が利用者に質の高いサービスを提供できるはずもなく、職員の労働環境がブラックだと自然と利用者の雰囲気も暗くなってしまいます。
利用者に笑顔が見られたかったり明るい声が聞こえないような施設は要注意です。雰囲気を取り繕うように案内の職員が無理に笑顔を取り繕っているようなら、その施設への転職はもう一度考えなおしたほうがいいでしょう。
仕事の質が高いほど施設内は清潔である
施設内に掃除が行き届いているかも大切なポイントです。コストカットが続き人手不足の状態で運営している施設では、どうしても清掃にまで手が行き届かずあちこちの汚れが放置されがちです。衛生状態な利用者の健康にも関わる重大問題です。廊下のすみにホコリが目立つような施設では衛生的で気持ちのよいサービスが提供できるはずがありません。施設内の清潔度は職員の仕事の質を見るバロメーターでもあります。見学で施設を回る際にさり気なく掃除が行き届いているかをチェックしておきましょう。
利用者に接する態度で職員のレベルをチェックする
職員が施設利用者に対してどのように接するかも必ずチェックしておきましょう。施設職員は利用者を「さん」付けで名前を呼ぶのが基本ですが、中には「ちゃん」付けで呼んだり厳しい口調で呼びつけるような施設も見受けられます。高齢の施設利用者をひとりの人間として尊重しない職場では職員の教育レベルが疑われます。家庭的な雰囲気と馴れ馴れしい態度をはき違えているような職場に転職したところで高いレベルの仕事ができるはずがありません。
職員間に格差のある職場では気持ちよく仕事ができない
理想的な職場とは雇用形態や立場にかかわらず全員が一丸となって仕事にあたる職場です。派遣社員を差別したり資格の有無で態度が変わるような人がいる職場では気持ちよく働くことはできません。求人募集の段階では格差についての情報がなくても実際に見学してみたら派遣の介護士だけが厳しい仕事をやらされていることに気付くケースもあります。
雇用形態や資格の有無、年収などで職場内格差が発生していないかをチェックするために職員同士の会話や仕事に対する姿勢にもさり気なく目を光らせておいてください。
転職前見学の注意点
転職前見学や職場環境や雰囲気をチェックするチャンスですが、同時に先方からも雇う価値のある人材かチェックされていることを忘れてはいけません。いい加減な態度で見学していると職場を気に入っタとしても採用を見送られてしまいます。良い印象を与えられるよう振る舞いには注意してください。
指示にはきちんと従う
施設のことをよく知りたいからといって勝手に行動しては行けません。施設内には立入禁止の場所も多く、職員の指示に従わないで行動するとと重大な事故に繋がる恐れもあります。見学時は担当職員の支持に従い、なにかやりたいことがあるときは必ず許可をとってから行動してください。
服装はスーツが基本
転職前見学は転職活動の一環であり、服装もそれにふさわしいスーツを着用するのが社会人としてのマナーです。メイクやアクセサリーなどは一般的な転職活動で失礼にならない程度にとどめておきましょう。
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