【介護士】年収アップには資格が武器になる理由

資格を最重視する介護業界

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「介護業界は資格がなくても仕事ができる」と思って安心していませんか?確かに介護職員の仕事は、無資格でも始めることができます。しかし、年収・ボーナスの面で「確実に不利」になってしまうことを忘れてはなりません。これから介護の仕事を始めようと思っている人に言いたいことは、介護の仕事はやりがいはあるけれども大変な仕事だということです。

ですから、お給料やボーナスをしっかりいただいて気持ちよく仕事をしてほしい! そう切実に思います。介護業界で仕事をしていく上で、「資格をもっていればよかったのに、持っていないばかりに損をしてしまった」というケースを取り上げながら、解説していきたいと思います。

資格を保有していないと、お給料に影響が・・・

「介護業界は、年収も低め」という印象を持たれていると思います。たしかに、「ガンガン儲かる」仕事ではないことは明らかでしょう。現場の職員で年収1000万円もらっています、などという話は聞いたことがありません。

(あくまで現場の職員です。経営陣はもらっているかもしれませんが)。介護職員の初任給は、肌感覚として月収20万円、年収240万円というところではないでしょうか?さらに、昇給はほとんどないのが現状だと思います。

資格を保有していないとボーナスなし!?

このように、決して高給取りではない介護職員ですが、忘れてはならないのが「ボーナス」です。ボーナスは、介護業界でも「たくさん出す会社」と「ほとんど出してくれない会社」の差が大きくなっていて、「ブラック施設」や「弱小施設」では子供のお小遣い程度(数万円)ということすらあります。

しかし、優良企業ではポーナスを多く出してくれるケースが多く、介護職員のふところ具合はボーナスで良くなっている場合があります。ある施設では「ボーナスは月収6ヶ月分」としていました! ボーナスをしっかり貰っていくことが、介護職員の年収アップのコツといえるかもしれません。

ここで注意すべきことは、無資格であるとボーナスの額に影響する可能性があるということです。そもそも、資格を重視している介護業界では「無資格では正社員になれない」というケースがあります。パートや派遣社員の場合はボーナスは出ない可能性が高いので、そのような会社では「ポーナスは出ない」ということになってしまいます。

この業界では正社員もパートも仕事内容には変わりがないことがほとんどですから「社員さんと同じ仕事をしているのに年収が1.5倍も違う!」という悲惨な結果になるかもしれません!

資格を保有していないと資格手当なし

資格を重視しているのがこの介護業界だと書きましたが、その証拠が毎月現れてくるのが「資格手当」です。介護職員の基本給は、求人を見ればわかるように高くはありませんが、こうした「手当」を積み重ねることで昇給していくシステムを設けている施設も多いのです。しかし、資格が無いと重要な収入源である「資格手当」もなし、という結果になっています。

介護福祉士の資格を持っている場合、どのくらい手当が出るのでしょうか?厚生労働省のデータをみてみると、「平均で10,802円」の資格手当が払われるそうです。これは少ないようで大きな数字ですね。やはり、介護業界で昇給していくには資格は重要ということがわかります。

まとめ

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ここまで「介護職員として仕事をするなら資格を取るべき」「年収アップのためには資格を」ということを書きましたがいかがでしょうか?ボーナスの例はおもに正社員の介護職員を対象としましたが、正社員にを目指さないのであれば派遣社員をおすすめします。

パートよりも条件が良い場合がありますし、多職種から転職される無資格の方はキャンペーンで資格が取れる場合があります。新卒の方も、転職される方も、資格は誰にとっても武器になります。資格を取ってぜひ一人前の介護士として年収アップを目指してください!

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