時代はVR?ITエンジニアで年収アップを目指すポイントとは

ITエンジニアにはニーズを読む能力も必要になる

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ITエンジニアでキャリアを積むうえで欠かせないのがニーズを読む能力です。これは時代の変遷によって必要とされる技術者やリソースの集中具合が変わるからです。もちろん、特定のプログラミング言語を学び、設計スキルを身につければ常にある程度の需要は存在し、仕事にも生かしやすくなります。

しかし、新しい技術を吸収していなければ市場の中で激しい競争にさらされるため、年収などを伸ばしづらくなってしまうのです。転職先が無ければ会社と運命を共にするようなことにもなりかねないため、自分のキャリアを繋ぐためにもニーズを読んで新たなスキルを身に着けることが重要になるのです。

近年勢いを増しているのがVRの開発市場です。VRはゲーム分野ばかりが注目されていましたが、福祉等にも応用が可能としてすそ野が広がりつつあります。遠隔地をVRで旅行体験する障害者や高齢者のアミューズメント関連や、障害者の視界を再現するなど、様々なVRソフトが開発されているのです。

今後も嗅覚や触覚を再現するなど、様々なデバイスを組み合わせることで、より世界が広がる可能性があります。開発領域が広いブルーオーシャンだからこそ、習熟したITエンジニアは少なく、キャリアアップや年収のアップにつなげやすくなっているのです。市場の成長と共に成長できる可能性もあるため、非常に大きな可能性を秘めた分野になっています。

もちろん、技術を身に着けることは容易ではなく、投資段階やベンチャー企業として始める段階の会社も珍しくなく、リスクも存在する市場です。しかし、普及してからでは技術的なドバンテージを得ることが難しい点や、転職の競争が厳しくなってしまう可能性もあります。早目に自分に投資することも重要なポイントになっているのです。

VR関連の技術を身に着けるならどんな言語を学ぶべきか

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VR関連の技術の中でも、活発な動きを見せている言語がUnityです。Unityは世界各地に開発者のフォーラムがあるだけでなく、関連書籍も多く、VR開発の入門に使いやすくなっています。プログラミングに必要な機材も少ないため、環境を整えるための費用が安く済むのがアドバンテージです。VR関連のソフトはUnityを採用しているものも非常に多いため、参考情報も多いのです。

実際にヘッドマウントディスプレイを購入してプログラムを組み込んで動作の確認などを行い、独自開発の下積みをしていく方法もあります。HMDは様々なメーカーから販売されており、安価な物も出始めています。また、VR関連の技術を学ぶフォーラムやスクールなどもでき始めているため、そちらから入門していく方法もあります。

もちろん所属する企業によって開発言語も違うため、あくまで自分の得意分野を磨いて応用方法を探すのも方法ですが、扱える言語が多く、開発経験が豊富な方が転職の際に武器になる事は理解しておく必要があります。また、HMDの中でも、スマートフォンをセットして楽しむタイプのVR機器も販売されています。

こちらはアプリをダウンロードし、スマホをHMD型のヘッドセットに入れるだけで楽しめるため、入門のハードルが低いのが特徴です。メインになるのがスマホになるため、費用面の安さも魅力になっています。スマホアプリ用の開発言語を学べば応用範囲も広くなるため、スマホ分野に注力していくのも一つの方法です。

注意したいのがスマホのOSです。世界的に主流になっているのはAndroidですが、日本市場ではiosが多いなど、地域によってシェアの差が出てくるのです。国際的な開発を行うのか、日本国内に限定するかでも市場が大きく変わってくるのです。

プログラマからSEを目指した方が収入は増える

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ITエンジニアで食べていくには、技術を身に着けてどうなりたいかという将来設計も重要になってきます。これはプログラミング技術の向上だけでは年収アップにつなげることが難しく、転職に繋げ辛いからです。求人においても上流工程の技術者や開発経験者を求めることが多くなっています。

理由の一つに、スキルが確かなSEを雇うことが、企業利益にかないやすい点が挙げられます。SEが優秀であれば下流工程の整理がしやすく、要件定義などもスムーズになります。人件費の圧縮ができるだけでなく、効率的なプロジェクト運営ができるかは非常に多くなポイントになるのです。

そして、大きなプロジェクトを任せるにはSEとしての経験が必要とされることが多く、どうしても上流工程経験者の方が優遇されるのです。熟練のプログラマも非常に重要な存在で、現場でのすり合わせなどで活躍します。実際にプログラミング能力の高さでシステムの使い勝手が大きく変わることもありますが、そこまで熟練したプログラマは稀であり、人数の確保も難しいのです。

また、求人をするよりも、アウトソーシングでプログラムを委託してしまう流れになる場合もあります。企業間のコスト競争が激しいからこそ、プログラマに十分な報酬を支払える企業ばかりではなく、外注で安くすることで利益を稼ぐことも珍しくないのです。守秘義務など様々な制約から自社開発にこだわる企業も存在しますが、スキルに合わせた十分な待遇を得られるとは限らないのです。

プログラミングが好きでプログラム一筋で生きていきたいなど、経済効率よりもやりがいや気持ちを重視するようでなければ続けること自体が厳しくなることもあります。また、企業の経営リスクに巻き込まれる可能性もあるため、その点も十分に考慮する必要はあります。プログラミングの技術だけでは腕を安く買い叩かれてしまう事も多いのです。

会社に縛られないフリーという選択肢も存在する

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ITエンジニアは人材不足であり、様々な会社で有能な人材が求められています。待遇が良い企業がある一方で、ブラックな企業も存在するため当たりはずれがあるのも事実です。求人内容と実際に勤務した際に違いがあることも珍しくないため、事前の確認も大切なポイントになるのです。

一方で、外部SEなどとして働くと言う選択肢も増えています。企業に所属しながら、遠隔地で仕事をする勤務形態や、業務委託を受けて仕事をする個人事業主として仕事をする人も珍しくなくなってます。また、アウトソーシングの市場が広がっていることから、webを通じて仕事を探し、自宅のパソコンで仕事をする人も増えています。

独立のハードルが非常に低くなっているのです。自分のスキルに合わせて仕事の単価なども調整できるため、出世等よりも自分のペースで仕事ができることに喜びを見出す人もいます。ITエンジニアには年齢による限界が無いと証明している人が増えている一方で、体調等に不安を抱え長仕事をしている人もいます。

キャリアを長い目で見て自分で労働量を調整していくのも大切で、無理をしないということも仕事を続ける上で考えたいポイントになっているのです。アウトソーシングの下請けから始めて、実績を積み重ねることで自分の事務所を作る人も存在するため、企業外でキャリアを積んでいくというのも方法です。

もちろん、ある程度技術的な下地があることが前提であり、全くスキルが無ければ仕事自体が見つからないという最悪のケースに陥ることもあります。しかし、企業で働く以外の選択肢が存在し、かえって年収が増えることもあるのは大きなポイントです。独立事業主として、生き残る技術や運営スキルを身に着けるのも方法なのです。

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