もっといい職場に移りたい!SEが転職で成功するには
厳しいSEの労働環境
ITエンジニアの中でも厳しい労働環境で知られているのがSE(システムエンジニア)です。納期直前のSEはデスマーチとやゆされるほど厳しい労働環境の中で働くことを強いられ、健康に自信のある人でも数年もSE生活を続ければ身も心もくたくたになってしまいます。SEが厳しい労働環境からの脱出を目指して転職する場合、どのような努力が必要なのでしょうか?
転職は早めに決断すべき
ITエンジニアの世界は高年齢になるほど転職が厳しくなります。技術に自信のあるSEでも40歳を超えてからの転職ともなれば年齢だけを理由に採用を未臆されてしまう可能性もあります。SEが転職を目指すならなるべく早く、若いうちに転職したほうが断然有利です。
キャリアが全くないのに転職するのは無謀ですが、2〜3年も現場で働いた経験を持つSEであれば即戦力として採用してくれる職場はきっと見つかります。社員を大切にしない企業というのは実績や実力にかかわらず社員を使い捨てにする傾向があるので、どんなに努力したところで改善は望めません。待遇の悪い職場にしがみついていても時間を無駄に浪費するだけです。転職するなら早めに決断しましょう。
未経験者歓迎の求人が狙い目
ITエンジニアの需要が急増する中、SE不足は深刻化しています。SEの転職市場は圧倒的に売り手市場であり、本来キャリアと経験が求められるSEの求人でも未経験者を歓迎する求人が見られ始めています。
未経験者でもSEを確保したいと考えている企業であれば研修制度や育成環境も整っており、SEに対する待遇も十分なものが期待できます。未経験者OKの求人の中に実務経験のキャリアを持つSEが応募すれば転職採用では圧倒的に有利です。とにかく早く転職先を決めたいのなら、未経験者歓迎の求人を探しましょう。
人材紹介会社を活用して転職
最近増えているSEの転職スタイルが、人材紹介会社の仲介による転職です。人材紹介会社は転職したいITエンジニアと人材を必要としている会社の間に立ち、希望条件を満たすように両者をマッチングします。SEに取っては求人を探す手間が省ける上に非公開の求人も斡旋してもらえるので、よりよい職場に転職できる確率は大きく上がります。
人材紹介会社への報酬は人材を紹介してもらった会社側が支払うので、転職を希望するITエンジニアに金銭的負担は発生しません。キャリア診断やスキルテストなど転職に役立つサポートも無料で受けられるので、積極的に人材紹介会社を活用しましょう。
どんな仕事に転職すべきか
SEの転職といっても転職先は前職と同じものに限られるわけではありません。労働環境を変えたいのであれば同じSEの仕事ではなく別の仕事に転職するほうが希望がかなう確率は高くなります。SEのスキルを生かしつつ転職できる仕事にはどのようなものがあるのでしょうか、
社内SEに転職する
企業内のIT業務を担当する社内SEは、同じSEと言っても開発業務に携わるSEとは全く業務内容が異なります。社内SEは会社内のIT関連の仕事を行ってに引き受けるいわゆる便利屋的な側面があり、高い技術力よりもコミュニケーション能力や問題解決能力が必要になる仕事です。
様々な人の声に答えてトラブルに対処する仕事なので決して簡単ではありませんが、厳しい納期に追われることもなく連日の残業や過酷なノルマで健康を害することはありません。ITとは関係のない会社の社内SEに転職してもSEの知識や経験を生かして仕事ができるので、キャリアが無駄になることはありません。
コンサルタントに転職する
ITコンサルタントの需要はIT技術の浸透とともに高まっており、世界的な大企業から地元密着の中小企業まで多くのビジネスチャンスが眠っています。SEの経験を活かせばITコンサルタントへの転職は難しくありません。
専門知識だけでなく問題点を素人である依頼者に分かりやすく説明できるスキルが求められる仕事ですが、うまくいけば名指しで仕事を依頼される売れっ子コンサルになることも夢ではありません。平均年収はコンサルタント会社勤務でもSEより高く、独立開業すれば年収1000万円以上も夢ではありません。
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