今更聞けないITエンジニアに英語が必要なワケ
もはやITエンジニアに英語は必須に近い
「IT系の職に就きたいなら、英語を学んでおきなさい」これは、実際にSEやプログラマとして実際に働いている方が今後の人生を決め兼ねている就活生や社会人の転職組にまず告げるアドバイスといっても過言ではありません。
何故SEやプログラマなどのITエンジニアには英語が必要なのか?その利点は?学ばないとどんな不利益があるのか?それらを紹介します。
プログラミングは米国発
プログラミング言語は全て英語で書かれています。実際に、どこでも良いのでホームページのソースを表示してみると一目瞭然です。これは元々コンピュータプログラミングの生誕の地が米国であるからです。日本人の手によって作られたプログラミング言語も出ていますが、そちらでも全て記述は英語です。
もちろんコメントアウトなどの注釈、ニュースサイトやブログの本文は母国語で書かれています。ですが要となるプログラムの部分は全て英語なのは変わりません。英語を見るだけで目眩がする…そんな方も少なくありませんがITエンジニアに進むなら英語には早い内に慣れておきましょう。
最新情報やマニュアル記述も英語が優先
プログラミングが米国発祥であると同時に名だたるパソコンのOSや製品のメーカーの大御所は、やはり米国発が多めです。その為、機種に何らかの不具合が発生した場合の速報や対処方法。またユーザーから寄せられる問題や不具合に対してメーカーが回答するQ&Aもユーザーの母体数が日本語とは比べ物になりませんから、必然的に英語の方に情報が充実していきます。
逆に言えば、日本語しか分からないユーザーにとってはそれらの情報を活かす事が出来なくなります。ニュースサイトやメディアなど他人が翻訳して、記事にするまで待つかあるいはSNSを駆け回って同じような症状や解決方法を探して自身の手で解決まで試行錯誤しなくてはなりません。一分一秒を争う現場ではかなりのタイムロスになります。
最新機種も数ヶ月経てば陳腐化が進むIT業界にとって、情報のアンテナは広げておくにこしたことはありません。自動翻訳サービスを利用するから問題ないという声もあります。確かにそちらを利用するのも良いのですが、日本人が全て正しく日本語が使える訳ではないようにアメリカ人もまた英語を正しく使えていない人も少なくありません。
その為、自動翻訳サービスも正しい意味を100%伝えてくれる訳ではないため人間が適時、英文の意図を汲み取る必要があるので、自動翻訳サービスに頼りすぎるのも危険と言えます。
英語を学んでいると数多くの利点がある。
では最後に英語を学んでおくメリットを紹介しましょう。プログラミング言語が英語であることと、先に英語を学んでおかなければ情報の入手が遅れる事は既に述べましたが逆に言えば、それらが丸々解消されるのが英語を学ぶ大きな利点です。そして労働の対価である給料や年収といった所でも多くの利点が存在します。
今後のキャリアアップに英語は必須
日本では義務教育で英語が取り入れられて多くの年月を経ています。しかし英語が大きく浸透したとは言えず、英語が出来ないから海外旅行をしないという人が現代でもいる程です。逆に英語を使えるという事は、それだけでも世界に通用する武器を持つため転職市場やヘッドハンティングなど求人に有利となり、キャリア形成の大きな価値となります。
有能な人間には勤め先の給料アップや手当などで年収もアップしますし転職の際にもIT系のみならず、翻訳の仕事の求人が舞い込んでくる可能性も出るなど出来る仕事の幅がグンと広がります。IT系エンジニアは数多くいますが、彼らも英語が100%できる訳ではありません。
むしろ出来ない人も多いのですが、それだけに英語をきちんと学んでおけば…と悔やむ現場の人間も数え切れません。今後IT系エンジニアの道に進む人にとって英語は必須。この事は必ず覚えておいたほうが良いでしょう。
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